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南部 康雄(なんぶ やすお)は、アニメ宇宙戦艦ヤマト』に登場する、架空の人物。(:パート1山下啓介さらば以降林一夫)実写映画版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での俳優は矢柴俊博


概要 編集

宇宙戦艦ヤマトの戦闘班・砲術補佐(砲術科チーフ)。劇中で明確に「副班長」とは呼ばれていないものの、事実上戦闘班の砲術系のナンバー2であり、後年の資料やゲーム上の設定では明確に「副班長」としたものもある。通信班長の相原義一、航海班レーダー科チーフの太田健二郎ブラックタイガー隊隊長の加藤三郎とともに、ヤマト中堅4人衆とよばれる。戦闘班長である古代進の補佐役で、砲術の腕前は古代より上である。また、古代がブラックタイガーを率いて第一艦橋を離れる際は、古代に代わって砲術の指揮を取る。普段は、第一艦橋左舷の射撃管制席についているが、第一主砲塔や第二艦橋で射撃指揮をとることもある。対白色彗星帝国戦(テレビ版)では、主砲塔内で被害状況を調べていた際に超巨大戦艦の砲撃による誘爆でかなりの重傷を負った筈だが、続く「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」ではまるで何事もなかったかのように完治して戦列に復帰し、新人・北野哲の指導にあたった。

ヤマトよ永遠に」では、第一主砲塔内で直接、新兵器波動カートリッジ弾の射撃を指揮し、ゴルバ型浮遊要塞を全滅させている。それ以降、「宇宙戦艦ヤマトIII」「宇宙戦艦ヤマト 完結編」でも、砲術部門の責任者で、「III」11話で坂巻から「砲術班長」と呼ばれている。第1主砲塔のキャップである坂巻浪夫らを配下に指揮を執るなど、通信担当の相原義一、副操縦士の太田健二郎とともに、引き続き中堅幹部として登場。パートIIIでは、地球防衛軍との通信時に藤堂晶子と(秘密の)押し花を見せ合う相原に、生真面目な印象の彼にしては珍しく、軽口でからかうシーンもある。

黒の太いフレームの眼鏡をかけていて(ひおあきらのコミックス版では黒のサングラス姿)、パート1では温厚そうな容貌で、積極的に前に出て意見を言うような描写は殆どなく、行動的な古代の副官として沈着冷静かつ控えめに黙々と仕事をこなしていた印象がある。しかし、2作目にあたる「さらば」「ヤマト2」以降、声優が林一夫に固定されてからは、割合に熱血漢っぽく大声で叫んだり、何かを発見して驚くなどの、感情を露わにするシーンが多くなった。この辺りは、シリーズが進むにつれ、セリフの大半が計測した数値などの報告のみになっていた太田とは対照的である。

この性格変更には、主人公の古代がパート1では直情型の熱血漢だったものの、パート2以降艦長代理として、戦況を冷静に見て判断を下すシーンが多くなっていったことが主たる理由と考えられており、ナンバーツーの南部がパート1で古代が受け持っていた部分、ともすれば感情的・好戦的ともとれるセリフを言い、古代や徳川に諭されるなどのシーンも増えている。

物語の本編内では明確に語られていないが、ヤマトの主砲やコスモガンを製造した南部重工業公社の御曹司である。この設定は、むしろファンサイト等の2次小説で必ずと言っていいほど使われている。しかし、全シリーズを通じて出演しているにもかかわらず、太田と並んで固有のエピソードやその個性を発揮する局面はほぼ皆無である。砲術班の責任者、しかも古代より射撃の腕は上でありながら、新人の北野や土門ですら撃っている波動砲を1度も撃っていないことで、島が不在でも一度もヤマトの操艦をしていない太田とよく対比される。

関連項目 編集

脚注 編集