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ヤマトよ永遠に
監督 松本零士舛田利雄
脚本 舛田利雄山本英明藤川桂介
製作総指揮 西崎義展
音楽 宮川泰
主題歌 愛よその日まで/布施明
撮影 片山幸男菅谷信行
編集 千蔵豊
配給 東映
公開 1980年8月2日
上映時間 145分
製作国 Flag of Japan 日本
言語 日本語
興行収入 約13億6千万円(配給収入)
前作 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
次作 宇宙戦艦ヤマト 完結編
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キネマ旬報
  

ヤマトよ永遠に』(ヤマトよとわに)は

  1. 宇宙戦艦ヤマトシリーズの1980年公開の劇場公開作品本項目で述べる。通称「永遠に」。
  2. 宇宙戦艦ヤマト2』第26話(最終回)のサブタイトル
  3. 宇宙戦艦ヤマトIII』の第7話以降、第25話(最終回)までの奇数話のエンディングテーマとして使用された楽曲の題名。1.の映画の公開記念イベントとして公募された詩を元に製作された。

概要 編集

1980年夏休みシーズン公開の『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの劇場用映画の第3作目。オフィス・アカデミー製作、東映動画(現・東映アニメーション)とアカデミー製作が制作協力で、全国東映洋画系で公開された。

主人公である古代進とヒロインの森雪を宇宙と地球に別離させ、「愛することは信じ合うことである」をテーマに地球暗黒星団帝国との戦いを描いた[1]

前年に放送されたテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』からの続編。シリーズ中、唯一前作と共通の敵と戦う。

ただし、本作の監督である松本零士は、本作は『宇宙戦艦ヤマト2』の続編的な作品であるとして、『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』の続きと見ないでほしいと語っており[2]、劇中で『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』での出来事について触れられることはない。

松本零士は、本作で『宇宙戦艦ヤマト』シリーズを終えるとしていた[3]

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ストーリー 編集

外宇宙から現れた謎の光が地球に向けて進んでいく。その光球飛行物体が通り過ぎていった各惑星の前線基地からの通信が次々と途絶し、さらに光球飛行物体は急速に地球に接近、地球側も迎撃ミサイルで応戦するも効果はなく、地球上に悠然と降り立ったそれは、超大型ミサイルであった。そして後から地球に押し寄せて来た大艦隊の奇襲攻撃に地球艦隊は為すべも無く壊滅し、地球は瞬く間に制圧される。

暗黒星団帝国はヤマトの在処を示せと要求、超大型ミサイルは重核子爆弾で、地球の中間子質量を破壊し、人類の脳細胞を一挙に死滅させることが出来ると脅してくる。

古代達ヤマトの乗組員達は、英雄の丘に集結、森雪のもたらした地球防衛軍長官からの極秘命令を受け小惑星イカルスへと向かう。しかし森雪は途中で負傷し、一人だけ地球に取り残されることになる。地球から決死の脱出を果たした一行がイカロスに着くと、そこにはヤマトが隠されていた。

ヤマトの乗組員たちは、重核子爆弾の起爆コントロールが敵母星であることを突き止め、爆発を阻止するために40万光年の航海に旅立つ。

登場勢力 編集

登場人物 編集

宇宙戦艦ヤマトシリーズの登場人物一覧も参照。

デスラーが登場しなかった唯一の作品であり(ただし、回想シーンに登場)、これまでヤマトに乗艦し古代進の傍らでともに戦ってきた森雪は、本作品では敵によって負傷したために地球に残留し、地球からヤマトの戦いを支援している。代わりにヤマトに乗艦するヒロイン的な役を、古代進の兄・守とスターシアの娘であるサーシャが務めている。

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制作の経緯 編集

本作のストーリーは、西崎義展と松本零士がともに意見を出し合い初期案を作成、それを元に作った舛田案に、更に西崎がヤマトらしさを加味して完成させるという初めての試みが行われた。

原案 編集

松本零士の初期の構想では、前作から300年後を舞台とし、古代進ら宇宙戦艦ヤマトクルーたちの子孫たちを登場させるという案が考えられていた[2]。松本案では、主人公たちの思いとは裏腹に、地球は極端な機械化をおし進め、誤った道を歩みだしているという舞台設定があった。事故を起こした古代が、人間が宇宙船を操縦するなんてもう時代遅れだと陰口をたたかれる、入院した病院で医者の代わりに機械が治療をしている姿をみて、ここでも機械かとつぶやくなど、かなり顕著に現れている。

本編ではそれは無くなっている。

スタッフ 編集

主題歌・劇中歌 編集

主題歌(エンディング) 編集

  • 「愛よその日まで」-作詞:阿久悠/作曲:布施明/編曲:宮川泰/唄:布施明

劇中歌 編集

  • 「星のペンダント」-作詞:阿久悠/作・編曲:宮川泰/唄:ささきいさお
  • 「愛の生命」-作詞:山口洋子/作曲:浜田金吾/編曲:戸塚修/唄:岩崎宏美
  • 銀河伝説」-作詞:阿久悠/作曲:宮川泰/編曲:川口真/唄:岩崎宏美
    • 本編終了後の黒味(暗転時)のフィルム部分に収録されており、実質は上映の幕間の館内BGMのように使用された。

宣伝コピー 編集

空前のスケールに包まれて いま、ヤマトが帰ってきた!!

成績 編集

配給収入 約13億6千万円

公開時のイベント 編集

日本武道館でのフェスティバルや船をチャーターした2泊3日の航海旅行、ミステリーツアーなど様々なイベントが行われる。ニッポン放送の『オールナイトニッポン』では、恒例の声優が生出演するラジオドラマなどが内容のスペシャルも放送された。

ワープ・ディメンション方式 編集

本作では、ワープ・ディメンション方式の採用が宣伝で大々的に謳われて、映画公開までそれが何であるか秘密にされたことでも話題になった。上映中の暗黒銀河から新銀河へ移るタイミングで画面アスペクト比をアメリカンビスタサイズ(1:1.85)からシネマスコープサイズ(1:2.35)に切り替える手法で、これに音声も4チャンネル・ステレオになり、スキャニメーションを合わせて、本作ではワープ・ディメンション方式と呼称されていた。よって冒頭から二重銀河へ抜ける所まではモノラル音声である。本当は70mmフィルムの大作にしたかったのが断念せざるを得ず、それでも迫力を出したいとの西崎義展プロデューサーの意図でこの方式が導入された[4][5]。後にビデオソフト化された際にモノラル部分もステレオ化されている。

本編にないシーン 編集

脚本では、古代達が地球から高速連絡艇でイカロス天文台に向かう際、暗黒星団帝国の監視網を逃れるため、佐渡医師より仮死状態になる薬品を注射されるがシーンがある[6]。ひおあきらによるコミカライズ版でもその描写があるが、アニメ本編ではカットされている。このシーンがないために、後のアルフォンの雪に対する「脱出した高速連絡艇には生命反応が無かったそうだ」という趣旨の台詞に繋がりがなくなっている。その他にもいくつか削除されたシークエンスが存在する。

森雪とアルフォンのキスシーンのフィルムがアニメ誌に掲載されたが、こちらは本編での使用を目的としたものではなく、アニメ誌の説明によれば現場のアニメスタッフが面白半分で完成させたもの[7]

関連作品 編集

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漫画(コミカライズ) 編集

小説 編集

  • 『ヤマトよ永遠に』 文:若桜木虔/1980年、コバルト文庫集英社
  • 『ヤマトよ永遠に』 上・下 文:三浦清史/1980年、少年少女集英社文庫(集英社)

関連商品 編集

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脚注・出典 編集

  1. H14. 3.25 東京地裁 平成11(ワ)20820等 著作権 民事訴訟事件 裁判所公式サイト
  2. 2.0 2.1 松本零士「『永遠に』を設定するにあたって」『ロマンアルバム36 ヤマトよ永遠に』徳間書店、p.103
  3. 『ぱふ』1980年9月号、清彗社。松本零士特集におけるインタビュー
  4. 氷川竜介「アニメの処方箋 第二回 目に見えないフレームを視る」『アニメージュスペシャル GAZO Vol.2』徳間書店、1999年、pp.74-77
  5. 「ヤマトよ永遠に きみはもうワープディメンションを体験したか!?」『アニメージュ』1980年9月号、pp.21-25
  6. 「ヤマトよ永遠にシナリオ再録」『ロードショー特別編集 ヤマトよ永遠に』集英社、1980年
  7. 『アニメージュ』1980年9月号、p.28
  8. MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー「ヤマトよ永遠に」全1巻 amazon.com
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