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ズォーダー大帝(Zordar Ⅴ of Gatlantis the Great)は、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 』(以下、さらば宇宙戦艦ヤマト)及び『 宇宙戦艦ヤマト2 』に登場する架空の人物。(小林修[1]

概要編集

白色彗星帝国ガトランティスの大帝。自らを全宇宙の絶対者、宇宙のにして、秩序であると語り、生命ある者はその血の一滴まで自分のものであると信じて疑わない尊大な人物。その一方で、ガミラスデスラー総統に対しては、武人としての実力と生への執念に敬意を払い、同盟を結び、援助をする一面もある。『宇宙戦艦ヤマト2』では、ゲーニッツから「ズォーダー5世大帝」と紹介されている。

キャラクターデザイン 編集

ズォーダー大帝は、太い眉毛と額から垂れた毛が繋がる特徴的なものであるが、このデザインは、ガトランチスという大帝に影武者のように付き従う人物のものであった。当初のデザインは、禿頭に顎鬚を蓄えた容貌でローマ風の衣装を身にまとったものであったが、最終段階でガトランチスを老けさせたデザインが大帝となり、大帝としてデザインされたキャラクターは、ゴーランド提督として使用された。

テンプレート:ネタバレ

劇中での登場 編集

さらば宇宙戦艦ヤマト 編集

2201年、白色彗星の進路上にある星々を征服し、銀河系に侵略を進める。帝国の脅威となる反物質世界の住人テレサをテレザート星に幽閉。ゴーランド提督率いる帝国第一艦隊、ザバイバル将軍率いる突撃格闘兵団ヘルサーバーを配備するも、ヤマトにより撃退されテレサを解放されてしまう。

ゲーニッツからヤマトとの戦闘で、デスラー戦死の報を聞き、デスラーが死に場所を得たことを悼みつつ、バルゼー提督に地球攻略作戦を命ずるが、バルゼーは、地球艦隊の反撃を受け前衛艦隊を喪失。戦況を見ていたズォーダーは、バルゼーを叱責し、白色彗星をもって地球艦隊を全滅させた。

地球に無条件降伏か絶滅かを要求するが、その前にヤマトが立ちふさがる。ヤマトは波動砲で白色高速中性子ガスを取り払うことに成功するが、眼前には、都市帝国が出現する。敵ながらここまでは良くやったと語り、都市帝国はヤマトに対し攻撃を開始する。

これに対して、ヤマトのクルーは決死の都市帝国内部突入作戦を決行し動力炉を破壊。都市帝国を攻略することに成功したかに見えた。しかし、崩壊する都市帝国の内部から超巨大戦艦が現れる。勝利を確信し呵呵大笑するズォーダーに対して古代進は、文字どおり命を賭して戦うことを決意し、テレサとともにヤマトは進み、ズォーダーと共に超巨大戦艦は一筋の閃光を残し宇宙に消える。

宇宙戦艦ヤマト2編集

白色彗星の進路上にある星々を次々と征服し、2201年にはアンドロメダ星雲を征服。さらに銀河系に侵略を進め、次なる目標を地球に定める。ヤマトとの戦いに破れ、宇宙を漂流するガミラスのデスラー総統を救出し蘇生させ、その後同盟を結ぶ。

『さらば宇宙戦艦ヤマト』と基本プロットは同じであるが、コスチュームの変更や、特に性格や物の考え方などが大きく異なっている。(傍若無人な態度だけでは無く度量の大きさ、武人として優れている面も描かれている。デスラーを優秀な武人と認めて対等な軍事同盟を結ぶなどの相違点がある[2])。

地球に対して極致に達した物質文明に言及したり、サーベラーほか帝国大幹部がテレサを軽視する中、ただ一人、その力に相当の敬意と畏怖を覚えていた。

サーベラー達の陰謀で敵前逃亡の罪で逮捕、投獄されていたデスラーが都市帝国から逃亡した時、憤慨して追撃艦隊を送り出そうとするサーベラーに対しては、「放っておけ」と一言で抑え、そしてデスラーの逃亡はサーベラー達の陰謀に起因すると見抜き、敵前逃亡するような者が命懸けで脱出し、部下が決死の覚悟で救出に出撃するはずがないと語ってサーベラー達を厳しく叱責した。そして逃亡はヤマトとの直接対決に臨む為と理解し、帝国内に残されていたデスラー艦を送り出している。

また、サーベラー達帝国幹部の怠慢で多くの兵士が命を落としたことに憤激して、脱出の際に置き去りにして粛清するという、兵士・国民を思いやる一面も見せている[3]等、人物像の描写にかなりの深みが与えられている。またテレサの超能力によって最期を迎えるシーンも描写されたが、この時はそれまでの威厳はかなぐり捨てて絶叫している。 テンプレート:ネタバレ終了

脚注編集

  1. 前作『宇宙戦艦ヤマト 』でガミラスの名将、ドメル将軍を好演したため、尊大な絶対者・侵略者であるズォーダーを演じることが決まった際、ファンの間から「ドメルのイメージを壊さないで」と嘆願されたエピソードがある。(ケイブンシャ「ヤマトよ永遠に」大百科)

  2. さらば宇宙戦艦ヤマトではいわゆる部下扱いである。
  3. これはヤマトシリーズに登場する敵役の中では異例のことである。

関連項目 編集

参考文献 編集