宇宙戦艦ヤマト Wiki
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スターシャは、アニメ宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する架空の人物。イスカンダル星を統治していた王家の末裔で最後の女王。なお、作品によって「スターシア」や「スターシャ」と表記・発音が異なるが、詳細は後述する

また、『宇宙戦艦ヤマトIII』第16話において、ガルマン・ガミラス帝国本星と対になっている惑星(外見はイスカンダル星に似ている)の名称を、本項目で述べる人物にちなんで「スターシャ」と命名したことがデスラーによって語られている。

演じた声優[]

各作品の劇中での活躍[]

宇宙戦艦ヤマト[]

地球へ妹サーシャを派遣して、ガミラス遊星爆弾攻撃による放射能汚染で瀕死状態の地球に、超光速外宇宙航行が可能になる波動エンジンの設計図と、放射能を除去することが出来るコスモクリーナーDをイスカンダルまで取りに来るようにというメッセージを送った。サーシャは地球に向かう途中火星に不時着し死亡したが、設計図とメッセージは「宇宙戦士訓練学校」の訓練生古代進島大介により回収され、地球にもたらされる。

サーシャの死により、スターシャはイスカンダル星の最後の住民となる。

当初より「はるばるイスカンダルまでやって来させ、あなた方(地球人)の勇気と力を試す」方針のため、ヤマトの航海そのものを物質的に支援することを憚っていたが、ヤマトが不可抗力からマゼラニック・ストリームの異次元断層に落ち込み、偶然遭遇したドメル艦隊に追撃される中、頼みの波動エンジンが機能を失った時に限って救いの手を差し伸べ、次元羅針盤に脱出進路を伝達すると共にエンジン再始動を援助。絶体絶命の窮地からワープによる脱出を可能たらしめた(この次元羅針盤は、その後も何度となくヤマトの進むべき進路を指し示し、航行の一助となった)。最終的にイスカンダルに到着したヤマトに、メッセージの約束通りコスモクリーナーDの部品を渡した。ガミラスによってガミラス本星へ移送途中に遭難した古代守を保護しリハビリに務めさせるうち、2人は恋に落ち、後に娘サーシャをもうけた。

なお、劇場版の初回上映バージョンでは、ヤマトがイスカンダルに到着した時には既に死亡しており、コンピューターに残された映像でヤマトの乗組員達の前に現れ、コスモクリーナーDの部品を渡している(その為、古代守も登場しない)。

宇宙戦艦ヤマト(漫画)[]

アニメーション作品において設定デザイン・監督を担当した松本零士による漫画(秋田書店刊)では、ヤマトがイスカンダルを離れたあと、古代守とおぼしき宇宙海賊の乗った宇宙船を追って外宇宙へと旅立ったことが古代進の回想と言う形で語られている。

宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち[]

特殊資源物質イスカンダリウムを星間戦争のエネルギー源にしようとする暗黒星団帝国から守るため、イスカンダルから夫・古代守と娘・サーシャをヤマトに避難させ、自身は残りイスカンダル星と共に、降下してきた自動惑星ゴルバも道連れに自爆する。

新宇宙戦艦ヤマト[]

この作品では、かつてのスターシャと古代守の娘の名。シリーズ第1作から1000年の時が経過し古代たちが世代を経た子孫となっているのと対照的(宇宙船で長年超光速航行を繰り返したことによる一種のウラシマ効果的なものによると語られている)である。グレートヤマトに乗り込み、羽黒妖(漫画『超時空戦艦まほろば』の登場人物)と共に第3艦橋の乗員となる。

永遠のジュラ編[]

直接の登場は無いが、デスラーが内心で彼女に惹かれていたことがデスラー夫妻が別居に到った夫婦喧嘩の原因となったことが語られている。

PS・PS2ゲーム[]

PSソフト『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』(アニメ『新たなる旅立ち』に相当)では、イスカンダル星はガミラスのマイクロブラックホール技術で軌道を安定させ、自動惑星ゴルバも、ヤマトがデスラー戦闘空母が突撃したことで損傷した主砲口に向けて波動砲を発射することによって撃破されるため、健在でありスターシアも円満に生存している。続編のPS2ゲームソフト『暗黒星団帝国の逆襲』『二重銀河の崩壊』(アニメ映画『ヤマトよ永遠に』に相当)2作品でも生存していることになっており、古代守との娘サーシアもゲームの進め方で生存し守と共にイスカンダルへ帰還する結末とアニメ同様に戦死する結末の2通りのエンディングがある。

名前表記の変遷[]

シリーズ第1作では「スターシア」と表記され、劇中でもそのように発音された。原案では「スターシァ」と設定されていたのだが、放送当時は小文字の「ア」を用いた表現は稀であったために、大文字「ア」に置き換えられた。その後は小文字「ヤ」に変更されたものが定着した。

PSゲームシリーズ内での表記は全て「スターシア」で統一されている。

なお、PS2ゲームソフト『暗黒星団帝国の逆襲』でのサーシア(真田澪)の説明によると、「スターシア」の名は代々のイスカンダル女王が受け継ぐ名であり、サーシアは次期女王になる者に与えられる名前と定められている。従ってスターシアの母もそのまた母も名前は全てスターシアと言う事になる。

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