ゴーランド(Goland)は、さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち及び宇宙戦艦ヤマト2に登場する架空の人物。(声:阪脩、飯塚昭三)
概説[]
白色彗星帝国の提督。おそらくナチス・ドイツ空軍のエースパイロットであったガーランドが名前の由来。実は第二次大戦時の英国海軍提督L・ホーランド提督が由来という説の方が有力である。禿頭に顎鬚を蓄えた容貌魁偉な人物。豪放磊落で好戦的な性格だが、慎重な一面もある。またかなりの作戦家でもあり、地形までも考慮した多彩な罠を仕掛けてヤマトを翻弄。テレザート星に到達しようとするヤマトの前に立ちふさがり、ミサイル攻撃でヤマトをたびたび危機に陥れる。
重装型ミサイル戦闘艦からなる、帝国第1艦隊(テレザート星域守備艦隊)の司令官。乗艦には劇場版、TV版ともに特定の名称は無かったが、ゲーム版になって乗艦に「ルーベルグIII」という艦名がつけられた。また、バンダイのプラモデルシリーズ宇宙戦艦ヤマト・メカコレクション では、艦名(商品名)が「ゴーランド」となっている。
艦隊最大の武器は「破滅ミサイル」と呼ばれる艦首部の超大型ミサイル。数発で地球型惑星を破壊する威力を誇る。
元来はズォーダー大帝としてデザインされていたものが最終段階でゴーランドとして使用された。 テンプレート:ネタバレ
劇中での登場[]
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち[]
テレザート星を盾に取る形で艦隊を展開しヤマトを迎撃するが、土方艦長の流星群で機関故障を装いゴーランド艦隊をテレザート星前面から引き離す作戦にはまる。怒りに燃え砲撃隊形を展開しヤマトにミサイルの雨を降らせるが土方の冷静な指示で第二波で発射した破滅ミサイルを逆手に取られ波動砲とミサイルの爆発で生じた巨大な光の球に飲まれ、艦隊と共に消滅した。
宇宙戦艦ヤマト2[]
テレザート星域でヤマトの掃討作戦を任されたデスラー総統とは、作戦方針を巡って度々対立している。デスラーはテレザート星を餌とするヤマトの誘出撃滅を考えたのに対して、ゴーランドはヤマトとテレサとの交信を妨害し、ヤマトのテレザート星への接近を阻止しようとした。
さらにゴーランドはヤマトをテレザート星への接近を阻止するため、麾下のデスタール隊を使ってテレザート星近傍で航路閉鎖作戦を展開する。デスタールはゴーランド艦隊の半数に当たる12隻を指揮しており、デスタール隊のみでヤマトを迎撃、デスタール隊は全滅する。デスタール隊はヤマトとの交戦中に「破滅ミサイル」を一発も発射していないことから、破滅ミサイルは、艦隊決戦兵器の扱いがなされ、艦隊司令官であるゴーランドの許可が無ければ使用出来ない装備だったと推察される。
艦隊の半数を失い、デスラーのお目付け役に疲れたゴーランドは、テレザート星付近にある地球型惑星の「恐竜惑星」において、大演習とは名ばかりの、ストレス発散のためのハンティングを行なう。その後、破滅ミサイルで惑星そのものを破壊、生命を死滅させるという残忍・野卑な面を見せる。
テレサからのニセメッセージを流して島大介を動揺させ、ヤマトをサルガッソーへ誘導することに成功するが、次元断層からのミサイル攻撃が仇となり、さらに本物のテレサからのメッセージによりヤマトの脱出を許してしまう。 その後、エネルギーを吸収する流星群に誘い込み、波動エネルギーを奪われたヤマトを用意周到に待ち受け、破滅ミサイルによる攻撃で屠ろうとするも、真田志郎の機転でエネルギーを回復したヤマトの波動砲によって艦隊もろとも宇宙の塵と消えた。 テンプレート:ネタバレ終了
脚注[]
関連項目[]
- 白色彗星帝国ガトランティス
- ミサイル艦
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