FANDOM


ガミラス帝国(ガミラスていこく)は、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の帝国地球人類に対する敵対勢力。

概要 編集

国家元首デスラー総統。ガミラス本星が惑星の寿命を終えようとしていたため、地球を移住先として選び、冥王星からの遊星爆弾による攻撃で、地球を放射性物質で汚染して人類を滅亡させて移住する計画を企てる。地球征服を目前にしていたが、イスカンダルスターシャの協力を得た地球人が建造した宇宙戦艦ヤマトの反撃を受けて滅亡する。

続編ではガルマン・ガミラス帝国として再興する。

ガミラスという名称は、「カーミラー」「カーミラーズ」から付けられたと言われている。なお、豊田有恒ラジェンドラの名を提案していたが、却下され、この名称は後にボラー連邦軍艦名となる。

ナチス・ドイツにおけるハーケンクロイツの様な、シンボルマークを制定しており、ガミラス星にある銀河方面運司令本部の建物、DMF-3型高速戦闘機の機体等に掲げられている。

ガミラス星 編集

大マゼラン星雲の内のサンザー太陽系の第8番惑星。なお、第1番や第3番という設定も存在する。

ガミラス帝国の主星であり、ガミラス大帝星とも呼称される。イスカンダル星とは双子星(二重惑星)を構成し、中心太陽から約3億kmの軌道を周る。直径1万6,000km。ガミラス星の構造上の特色は、長年の侵食作用によって地下に空洞が広がり大陸があることである(内殻星)。大陸には山脈がそびえ、それを柱として厚さ約10kmの岩盤の外殻が内殻星を覆っている。

西暦2199年時点では天体(惑星)としての寿命を終えつつあり、地底物質は急速に硫化現象が進み、火山活動の影響で濃硫酸大気亜硫酸ガスは希硫酸である。

内殻星地上には、キノコを模したような有機的デザインの高層ビルが聳え立ち、各ビルをチューブトンネルが繋いでいる。

外殻の下面には天井都市がぶら下がる形で連なっており、本土決戦ではこれら都市のビルがミサイルとなってヤマトめがけて降り注いだ。総統府はガミラス星全滅の折には脱出艦となり、デスラー艦としてイスカンダルからの帰還途上にあったヤマトを攻撃した。

ガミラス帝国滅亡後、『新たなる旅立ち』に登場。暗黒星団帝国によってガミラス星に埋蔵されている放射性物質「ガミラシウム」の採掘が行われていた。故郷に別れを告げるため帰還したデスラーはこの光景を見て激怒し戦闘を始める。この戦闘でガミラシウムが誘爆しガミラス星は爆発、消滅した。

歴史 編集

銀河系核恒星系のガルマン民族の一支族が長い恒星間旅行の末、大マゼラン星雲サンザー太陽系に到達し、第8番惑星にガミラスを建国した。二重惑星のイスカンダルとは友好関係を結び、その進んだ技術を取り入れていったが、イスカンダルの精神文明は伝播しなかった。

対外的に発展する志向が強く、21世紀初頭から宇宙艦隊を派遣し、宇宙侵略を開始。西暦2190年代には、大マゼラン、小マゼラン星雲に及ぶ一大星間帝国を形成する。

2192年、ガミラス星が惑星の寿命を終えようとしていたため、太陽系に前線部隊を派遣し、地球を移住先として遊星爆弾での攻撃を開始。同時に地球防衛軍と交戦状態に入る。

2199 - 2200年、地球防衛軍に事実上勝利。遊星爆弾による放射能汚染により、地球を滅亡まで一年までに追い込む。だが、地球を脱出したヤマトによって、冥王星基地を破壊され、冥王星基地司令シュルツは艦隊を率いて、ヤマトへ体当たり攻撃を敢行して戦死。以後、銀河系方面軍作戦司令長官が、ゲールから将軍ドメルへ交代し、ヤマトに様々な手を使って攻撃を試みるも、失敗に終わる。ドメルはバラン星に接近したヤマトに、人工太陽をぶつける作戦に出るも失敗し、バラン星基地が失われる。デスラーより最後のチャンスを与えられたドメルは、ヤマトと七色星団で最終決戦を行うも敗北し、戦死する。ガミラス星に到達したヤマトとの本土決戦に破れ、ガミラス帝国は滅亡した。ガミラス星を脱出したデスラー総統は、デスラー艦でヤマトを強襲するも、敗北。死亡したかに思われた。

2201年、デスラーは白色彗星帝国亡命し、ズォーダー大帝と同盟を結び、ヤマトへの復讐を狙う。だが、戦いの中でヤマトの艦長代理、古代進の間に奇妙な友情が芽生え、白色彗星攻略のヒントを与え、大マゼラン星雲に去っていく。第2のガミラスとなる惑星を探索する途上、ガミラス星に立ち寄ったデスラーは、暗黒星団帝国と戦闘状態になる。この戦闘で本星であるガミラスは消滅する。ヤマトとの共同戦線で暗黒星団帝国を撃退。その後も第2のガミラスとなる惑星を探し流浪の旅を続ける。

2202年、小マゼラン方面軍の残存艦隊を率いて、銀河系核恒星系のガルマン民族をボラー連邦の圧制から解放。ガルマン・ガミラス帝国を建国する。

ガミラス人 編集

かなり機械文明に依存しており、自分の身体を使った労働という観念が存在しないようで、ヤマト乗組員がデスラー機雷を人力で排除した行動を、松本零士の漫画版ではヒスが「我々には想像もつかない方法」、アニメではデスラーが「野蛮人の素朴な発想」と評した。

劇中に登場するのは軍人のほかに総統府や司令部に勤める女性のみで、民間人の生活描写は無い。松本零士の初期ラフ設定画によれば一般人も存在し、中枢部の要人のように必ずしも長身ではなく、服装も貧相なものを着ている例も多い。軍法会議のシーンでは、そのように粗末な格好をした人物が大勢審理を傍聴しているが、彼らが民間人なのかどうかは不明。

ガミラス人の設定には統一されていない点も多い。

  • 放射能への耐性、「無放射能環境」への耐性
    『宇宙戦艦ヤマト』では、捕虜となったガミラス人がヤマト艦内で特に支障なく生存して、身体検査でも地球人とほぼ同一と語られるエピソードがある。一方、最終回ではヤマト艦内へ放射能ガスを注入して白兵戦を挑んだデスラーは、コスモクリーナーDの作動による放射能除去を機に撤退する際に「地球型の大気の中では、こちらが宇宙服を着なければならない」と言っている。また、劇場版のスターシャのメッセージの中の「地球型の大気の中ではガミラス人は生きてはいけない」という台詞もある。『さらば宇宙戦艦ヤマト』以降の続編では、地球と同じ大気の元で生活できる設定に統一されている。
  • 肌の色・服装
    『宇宙戦艦ヤマト』第2話から第10話までガミラス人の体色は地球人と同じに描かれていたが、第11話の総統デスラーが司令部への通路を歩くシーンで、肌色だった皮膚の色が照明によって徐々に変化して最終的に青色になるというシーンがある。これは設定変更について、それまで肌色に見えていたのは室内照明のためと理由付けしたシーンである。この大胆な色設定変更は「地球人と同じ肌色では敵手と見なし難い」と言う指摘に応えたものであるが、屋外での行動シーンがあるヤレタラに対しての説明にはなりえない。
  • ガミラスの時間経過
    11話でヒスが「デスラー紀元103年、801日にヤマトが地球を出発、805日、木星の浮遊大陸基地を撃破」と発言しているが、ヤマトが地球を出発して木星の浮遊大陸基地を撃破するまで地球時間では2日しか経過していない。そのため、ガミラスの暦は地球の倍以上で進む計算になる。このデスラー紀元がデスラー個人が制定したものであるなら、彼自身50年近く独裁制を敷いている事になり、ガミラス人は地球人より相当長命な種族という事にもなる。

政治体制 編集

帝国主義国家でデスラーを総統として仰ぐ独裁政治体制を採っている。ガミラスでは財政や外交を担当する組織(第16話に登場する、惑星第8タックス部)にも軍人が従事しており、文官的な存在は登場しない。

総統の元には直属の親衛隊が存在する。ヤマト撃滅に手間取るシュルツは、デスラー総統の「親衛隊を送ろうか」の台詞に怯える描写がある(第9話)。また駄洒落を発した将軍を「下品な部下はいらない」と処刑(第11話)、ドメル将軍については軍法会議により死刑の判決が下されていたが、ヤマトに対抗できる将軍が他にいないという理由で判決を破棄(第21話)、ヤマトとの和平交渉を進言したヒスを射殺(第24話)、など絶対的な権力を持っている。

ガミラス帝国軍編集

概要
ガミラス帝国が保有する軍隊である。西暦2199年時点では、地球攻略戦線(銀河方面)の他に、サファイヤ・ルビー・ダイヤ・オメガの4つの戦線を持っていた。 『宇宙戦艦ヤマト2』では、パーシバル戦区、ガルク戦区等の存在も確認されている。
前線部隊は方面軍司令部(地球攻略時は、銀河方面軍司令部)からの命令で行動しているが、デスラーのいるガミラス総統司令部から直接指令が送られることもある。
ガミラス帝国崩壊後は、デスラー率いる残存艦隊として現存した。
その後、ガルマン・ガミラス帝国建国に伴いに、ガルマン・ガミラス軍となったが、駆逐型デストロイヤー艦等のガミラス時代の旧式兵器が現役で使用されている。
デスラー総統の御座艦で、帝国軍総旗艦を兼ねるデスラー艦があり、帝国崩壊後の残存艦隊はこの艦の統制下に入った。
思想
ガミラス軍人は敗北を恥辱と考える傾向があり、敗色が濃厚になると生還の可能性の無い体当たり攻撃を厭わない。指揮官が最後の決断を下した場合、部下も従容として運命を共にする(シュルツガンツドメルゲールなど)。冥王星基地を失い、艦隊を率いてシュルツは脱出するが、「戦って死ね。」との総統命令で進退きわまる。「ヤマトの波動砲で全滅するなら死をもって栄光を。これがガミラス軍人の運命。」と語り、体当たり攻撃を敢行する。ドメルは「祖国の命運を懸けた決戦でヤマトをこれ以上進ませる訳にいかない。」との覚悟の行動を取っている。
使用兵器
ガミラス艦等の宇宙艦艇は魚類、反射衛星砲等の他の兵器は植物等を彷彿とさせる有機的なデザインが多い。数は少ないが、高速空母ドメラーズ2世等の円盤型の艦艇も保有している。色使いは緑色、青灰色、デスラー艦に使用されている青等を基調としている。
ミサイル等の遠距離兵器が発達している。多くの前線基地ではミサイル基地を建設しており、基地防衛用の迎撃ミサイルの他、遠くの惑星にある目標を直接攻撃する長距離航行可能な超大型ミサイルを運用することもある。地球攻略時は遊星爆弾を使って、冥王星基地から地球を攻撃している。後にガルマン・ガミラス帝国になってからは、惑星を破壊する惑星破壊プロトンミサイルを開発・運用している。
磁力兵器も発達しており、艦艇の速力を落としやがて停止させる超磁力バリヤー、あらゆる機械の繋ぎ目を外して分解するマグネトロンウェーブを発する宇宙要塞13号等を実用化している。
砲兵器の光弾色は概ねピンク色で統一されている。第一作15話のみ、中心部が赤で周辺部が黄色だった。

役職・組織 編集

  • 将校司令官
    部隊を指揮する上級兵士。第一作初期では、浮遊大陸基地司令官、冥王星前線基地の司令官シュルツおよび副官ガンツらが、一般兵と同じ茶色の戦闘用スーツを着用していた(シュルツのベルトのバックルがX型であるのに対し、他は全てV字型である)。
    その後、第11話を境に、左胸に短剣を佩用した茶色の軍服姿だった副総統ヒスも含め、将校は、緑の上衣に、黒の長手袋、表地が黒で裏地が赤のマント、黒の乗馬型ズボン・緑の長靴の軍服となる。軍服の胸から腰にかけての6対の点線には、第一作では黒(ヒスタラン、一般将校)、白(ゲットー、バーガー、クロイツ、ハイデルン、一部のシーンでの一般将校)、赤(ゲール)の3種が確認されている。『さらば宇宙戦艦ヤマト』以降は白色に統一された。更に第一作において、軍服には肩の部分に3対の点線がある物と無い物(ゲール等の一部の将校)があったが、『宇宙戦艦ヤマト2』以降は省略されるようになった。長靴は『宇宙戦艦ヤマト2』以降、黒色となる。手袋はすべて黒色であるが、ゲットー、バーガー、クロイツ、ハイデルンの4人だけ、内側部分に別の色が付いた手袋をはめていた(それぞれ、ピンク・紫・橙・ピンク)。例外として、ドメル将軍だけは終始、つなぎ型の独自の戦闘服を着用していた。これらの軍服のデザインは、後のガルマン・ガミラス軍でも概ね踏襲されている。
  • 一般兵
    指揮官に従属する一般戦闘兵士。茶色の戦闘用スーツにバイザー付きヘルメットを被る。制服のデザインは作画によってぶれがある。第一作初期では航空機に搭乗する際も、この軍服だったが、第13話以降、専用のパイロットスーツ(下記参照)を着用する様になった。ただし、第17話でゲール艇に搭乗していたゲール従属の幕僚は、この戦闘服を着用している。
    また、冥王星基地の反射衛星砲をコントロールしていた兵士(第8話登場)は、初期のヒスの制服に似た、タイトスカート型の耐放射能耐熱防護服を着用している。
  • パイロット
    航空機に搭乗する一般兵士。黒色バイザーがついた赤色のヘルメット、緑のつなぎ状のスーツに、黄緑色の襟、青灰色の手袋・長靴を身に付けている。第一空母隊員・第二空母隊員・第三空母隊員・ハイデルンが着用していた、色違いのスーツもある(襟が黄色で、それぞれ緑・紫・水色・赤を基調とした色)。
  • ガミラスパトロール
    戦闘地域での斥候を担当するパトロール部隊。制服は、一般兵と同じ茶色の戦闘用スーツ。パトロール艇と呼ばれる、専用の宇宙艦艇で宇宙空間を巡回する。第一作6話のみの登場で、以後の続編には描写されなかった。
  • 幕僚
    一般兵以外には、司令官の下で、戦闘指示を与えたり、身の回りの世話をする兵がおり、幕僚と呼ばれる。階級は軍曹クラス。制服は縦に水色の太い線が入り、耳部に突起が付いたベール状の黒色ヘルメットに、青灰色の上衣、黒の乗馬型ズボン・長靴である。軍服の胸から腰にかけての6対、肩の部分に3対の黒の点線がある。第一作第24話・26話には、天井都市の総統府(デスラー艦)内で、デスラーの周りに幕僚が数人いるが、彼らは水色ではなく緑色の制服を着用していた。基本、白目を剥いた無表情であり、人間味のある容姿をしていない。ただし、ゲールに従属していた1名の幕僚のみ黒目が描かれており、感情の変化を露わにしていた。第一作のみの登場。
    その後、『宇宙戦艦ヤマト3』で、ガルマン・ガミラス帝国建国後に、デスラーの身の回りを世話する、ピンクの色違いの制服を着た幕僚が再び登場している。
  • 小姓
    総統府でデスラーの身の回りの世話をする衛兵。左胸にガミラスのシンボルマークが付いた黄色の上衣に、軍靴と一体化した黒の長ズボンを穿く。容姿は、デスラー同様に金髪で、黒目が大きい。知能・容姿共にガミラス中から選ばれたエリートであり、文武両道に長けている。
  • 女衛兵
    総統府や司令部には高級軍人の身の回りの世話や、実戦を担当する男性軍人の替わりに総統府や各基地の警備を担当をする女性軍人。制服は、黒を基調とし、縦に水色の太い線が入ったベール状のヘルメットに、全身を覆う黒のマントと黒色ブーツを身につける。パート1第17話によるとバラン星基地に赴任したドメル将軍には10数名の女衛兵が付いていた。副司令官のゲールにも、2名の女衛兵が付き従っていたが、彼女達は何故かマントの下はパンツ以外の下着を身に付けていなかった。第11話で、銀河方面軍司令本部の中央作戦室にて、水色ではなく赤のラインが入った軍服を着た女性が整列しているが、詳細は不明。
  • 侍女
    総統府で、デスラーの身の回りを世話する女性兵士。女衛兵からの中から選抜されたエリートであり、制服のデザインと色使いが女衛兵の物と若干異なっている。女衛兵も含め、これらの描写は第一作『宇宙戦艦ヤマト』のみで、続編で女性軍人は登場していない。

主要人物 編集

詳細は宇宙戦艦ヤマトシリーズの登場人物一覧を参照

所有艦船 編集

詳細は宇宙戦艦ヤマトシリーズの登場艦船一覧を参照

宇宙要塞編集

詳細は宇宙戦艦ヤマトシリーズの宇宙要塞を参照

陸上兵器・地上部隊 編集

詳細は宇宙戦艦ヤマトシリーズの陸上兵器・地上部隊を参照

衛星兵器 編集

  • 反射衛星砲
    • 反射衛星
  • 空間監視用宇宙塵
    冥王星周辺に配備されていた小型の偵察衛星。可動レンズでヤマトの位置を捉え、常時冥王星基地司令部へ報告した。
  • リレー衛星
    ドメルがヤマトの背後に差し向けた通信衛星で、地球との通信を回復させて地球の惨状を見せることで、乗組員の心をかき乱す狙いがあった。実際に相原義一は精神異常をきたして、宇宙に飛び出してしまうが、偶然リレー衛星に漂着し、通信が回復したことは偶然ではなかったことを悟る。古代が乗るコスモ・ゼロに救出され、相原が操縦桿を握り、機銃掃射して撃破された。
  • 人工太陽
    『宇宙戦艦ヤマト』20話登場。太陽のないバラン星のために設置されており、そのため人工太陽自体がバラン星を周る。ドメルはこれを兵器に転用し、バラン星基地を攻撃しようとするヤマトの背後からぶつけ、基地のミサイル攻撃との挟み撃ちを目論むが、ゲールの密告により、デスラー直々に作戦中止を命令され、人工太陽を停止させる。その隙にヤマトの波動砲によって粉砕され、その破片がバラン星に降り注ぎ、バラン星基地を失うことになった。なお、動かす際にはバラン星基地からエネルギー光線が送られ、ドメラーズ3世の光線によって作動していた。

海中兵器 編集

  • 潜水艇
    冥王星基地の海底ドックに配備されていた一人乗りの小型艇。ガミラス戦闘機に似たような外観を持ち、機首先端に魚雷発射菅を1門持つ。編隊を組んで海に沈んだヤマトにとどめを刺そうとするが、艦首ミサイルによって壊滅した模様。

生物兵器 編集

  • ガス生命体
    『宇宙戦艦ヤマト』12話登場。人工的に生み出された黒い煙状の生命体で、時折身体に赤い稲妻が走る。あらゆる物質のエネルギーを取り込んで成長する。デスラー曰く「ちょっとした思い付きで作った」。オリオン座前線基地に配備され、ヤマトを追尾し、真田志郎は「金属腐食ガス」と断定した。物質を取り込もうとする性質が災いして、大容量のエネルギー持つアルファ星に食らい付き、燃え尽きる。
  • バラノドン
  • 金属腐食性バクテリア(宇宙ボタル)
    『宇宙戦艦ヤマト2』11~12話登場。「宇宙ボタル」の別名のように発光するが、しばらくすると消えてしまう。バンデベルの指揮によって宇宙空間にばら撒かれ、ホームシック気味の新人乗組員が癒しを求めて艦内に持ち帰らせ、艦内部を破壊させる狙いがあった。実際に新人達によって艦内に持ち込まれたヤマトは重力発生装置を破壊され、ろくに防御できないまま戦闘空母艦上機の攻撃に晒される。だが、戦闘空母もバクテリア防護処理をしていなかったため、バクテリアによって伝導体を喰い破られて攻撃不能となり、重力発生装置を正常に戻したヤマトの主砲によって中破し、自艦にバクテリアが迫ってきたため、撤退を余儀なくされた。

兵器・関連技術 編集

冥王星基地に配備されていた全長1000m、直径500mのつづみ弾のような形をしたミサイル。普段は地中のミサイルサイロ収納されており、発射する時だけ地上に迫り上がる。『宇宙戦艦ヤマト』3話で試射を兼ねて1発が地球にいるヤマトに向けて発射されるが、主砲の一斉射撃で撃破される。その後、7話で冥王星基地に接近したヤマトに数発撃ち込まれ、ほとんどが両舷側ミサイルやパルスレーザー砲で破壊されるが、爆発した1発の破片がヤマトにぶつかり、艦尾を損傷させた。
  • 超磁力バリヤー
『宇宙戦艦ヤマト』12話で登場した宇宙間バリアー。艦艇がこの中に入ると速力が下がり、やがて停止してしまう。デスラーはアルファ星の方向だけわざとバリアーを貼らず、アルファ星とガス生命体、ミサイル攻撃でヤマトを包囲しようとするが、沖田の策により逃げられてしまう。
  • 多弾頭ミサイル
『宇宙戦艦ヤマト』23話登場。金砕棒のような外観をした赤色のミサイル。多数付いたトゲの部分が弾頭になっており、目標に接近すると自動的に発射される。弾頭は破壊されると爆発と共に強磁性フェライトを撒き散らす。大マゼラン星雲に到達したヤマトにガミラス星から発射され、強磁性フェライトによってレーダー機能を奪った。また、強磁性フェライトの雲はヤマトを包み込み、ガミラス星表面に設置されたマグネット発振機で、磁石に吸い寄せられる砂鉄の様に、ガミラス星へ引きずり込んだ。
ガミラス星の双子星であるイスカンダルの方向から飛来したため、ヤマトの乗組員はイスカンダルが敵だと疑うことになった。古代進加藤三郎にミサイルの破片を無理矢理取りに行かせ、真田志郎が解析した結果、ガミラス製であることが判明し、疑いが晴れた。
  • 天井ミサイル
『宇宙戦艦ヤマト』24話登場。ガミラス星の天井都市のビルそのものがミサイルになっており、ネジを外すように回転にしながら発射される。火山活動を誘発させたヤマトにデスラーが攻撃を命令する。だが、ヤマトに回避されたり、天井の崩壊によって未発射の状態で落下する等して、地上都市への誤爆や火山口に入り込んで火山活動をより活発化させ、結果的にガミラス星の崩壊を進める形になった。
形状は多種多様で、こけし型や、総統府(デスラー艦)に酷似したものが見受けられる。本来の用途はミサイルではなく、デスラー艦同様に脱出用の宇宙船であった可能性がある。
  • 気圧変圧器
    『宇宙戦艦ヤマト』23 - 24話登場。ガミラス星内部の気圧を変化させて、ヤマトに硫酸の雨を降らせた。円盤型の形をしており、空中に浮いていた。
  • 磁力線封鎖装置
『宇宙戦艦ヤマト2』12話登場。テレザートの進路上にあった竹輪型空洞惑星をヤマトがドックとして使うのを狙って、タランの指揮により惑星表面に埋め込まれていた。装置が稼動すると、艦艇は動けなくなり、通常速力では脱出不可能。デスラー艦から光線が送られて作動するようになっている。実際にヤマトは空洞惑星を宇宙ボタル除去のために使い、磁力線封鎖装置によって行動不能になるが、新米俵太のアイディアにより重力アンカーを切って波動砲の反動で脱出した。

PS版ゲーム 編集

PS版ゲーム「宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶」では新たに設定を追加、変更している。

ガミラス人は放射線によって体内代謝を行い、硫化水素を呼吸する。放射線が偏在する環境なら短時間とはいえ真空中でも活動できるが、地球のような酸素大気は彼らにとっては猛毒にあたる。従って隣星であるイスカンダルにすら、それまでガミラス人は足を踏み入れた事は無かった。以前ガミラス人の捕虜をヤマト艦内に入れた時は、真田が開発した酸素中和剤を投与したからであり、これとて短時間の効果しか無い。ゴルバとの戦いの後、この製剤法をガミラス側に渡した事により、一応はガミラス人も地球型大気の中で生きられる事になった。

『松本零士999』では、ネオガミラスという敵組織で登場。デスラー総統のようなボスは確認されないものの、銀河鉄道999の敵組織である機械帝国と結託しているゲームオリジナル設定となった。

SPACE BATTLESHIP ヤマト 編集

遊星爆弾で地球を攻撃する謎の異星人。

『gami-ilas bony-rock-organism』 骨形岩鉱石質生命の意思集合体である。

人類はガミラスと呼称し、自らはデスラーと名乗った。

地球よりも高度な文明を築いていたが、母星が滅びようとしていた為、地球を移住先と決めて遊星爆弾による攻撃を行い、地表を放射能で汚染し、人類を絶滅寸前まで追い込む。 この遊星爆弾による攻撃は、自らが住みやすい星に環境を改造する意味も含まれている。

劇中に登場する二足歩行のガミラス兵の体は、地球圏内で発見されていない岩石質と鉱石質が組み合わされたもので構成されており、ガミラス星地下では四足歩行型も登場するが、ガミラス全てがこの形態をしている訳ではなく、生命体としての本体は、青く発光している部分(クリスタル状)のみである。

人間に乗り移る事が可能で、行動を操り、潜在意識を調べる事も可能であり、劇中では斎藤始が取り付かれた。

他の惑星に移住して生き延び様とするガミラスと、星と共に運命を共にするイスカンダルとは、ガミラス/デスラーという同じ惑星に住む意識生命体の中での表裏一体・コインの表と裏の様な関係である。

登場兵器

全てが能力や性能から地球防衛軍が便宜上呼称している名称であり、ガミラス自信がこれらをどういった名称で呼称しているかは不明である。

またガミラス兵同様、船体や兵器を構成している物質は金属等を含んだ鉱石の様な材質で構成され、黒褐色の船体に所々青い発光部分が見られる。

高い学習能力を有し、敵の武器や兵器に学習・対応する能力を持つ。

ガミラスが地球攻撃に用いた隕石に似た爆弾。
都市を破壊し、海を一滴残らず干上がらせ、地上を放射能で汚染、これにより人類を始めとする地表の生物は大半が死滅、地球は赤茶けたクレーターだらけの星へと変わってしまった。
ただし、2199年時点ではガミラス戦艦同様に強固ではあるが、戦争が始まったばかりの頃は小型戦闘機の攻撃で破壊されたり、進路を変えられて地球への直撃を防ぐことが可能だった。
  • ガミラス戦艦
全長(推定)430m / 全高(推定)140m / 全幅(推定)280m
ビーム状のエネルギー攻撃を行い、艦隊的連携を行う。
形状や能力等は、原作でのガミラス艦のそれに近い。
  • ガミラス空母
全長(推定)700m / 全高(推定)250m / 全幅(推定)910m
空母といっても、翼を広げたコウモリの様な外観を有し、後部からガミラス戦闘機を送り出す。
両側の翼状のものがワープエンジンではないかと推測されており、本艦を中心に現実世界での空母機動部隊の様な艦隊行動をとる。
  • ガミラス戦闘機
全長7.02m / 全高4.03m / 全幅10.36m / 重量3196kg
昆虫ないし生物的な外観を有しており、戦闘機/攻撃機的な行動をとる。追尾ミサイルやエネルギー弾攻撃を行う。
全長(推定) 2km / 全高(推定)2.8km / 全幅(推定)3.5km
原作のデスラー艦とは大きく異なり、何か悪魔が翼を広げた様な外観をしている他、原作の様な御座艦・総旗艦というより、ガミラスの最終兵器という意味合いが強い。
下部にガミラスミサイル(後述)を搭載している。
  • ガミラス砲艦
劇中では名称のみで姿は確認できず、波動砲により破壊される。
能力や大きさ等は不明だが、波動砲のターゲットスコープに映し出されたシルエットは、上記の戦艦下部と空母上部を組み合わせた様なものが確認出来る。
  • ステルス機
詳しい設定は不明だが、円盤状の外観をしており、名前の通りヤマトのレーダーに映らないまま接近し、アーム状のもので下部の第三艦橋に固定され自爆する。
原作でのドメラーズ2世に比較的近い。
  • 惑星間ミサイル
ヤマトの発進直前に突如として出現した巨大ミサイル、植物の球根かニンニクに似た形状で、翼状のものが十字に開く。
ヤマトの波動砲で破壊されるも、その爆発・爆煙が破壊力の大きさを物語る。
また同一の物かは不明だが、ヤマトがイスカンダル星域到達した際にも登場。この時は第一・第二砲塔の攻撃で破壊されるが不発で、そこから原作でのドリルミサイルに近い役割を持つ弾頭が、ヤマトの波動砲の砲口を塞いだ。
  • ガミラスミサイル
上記のデスラー艦下部に搭載されており、発射直後にデスラー艦は四散する。
惑星間ミサイルと類似した外観で、違いがあるのか無いのかは不明だが、劇中を見る限りでは地球を壊滅させる程の破壊力を有しているの思われる。
最後はヤマトの特攻により破壊されるが、その際レーザーを発射しヤマトを迎撃している。

関連項目 編集

外部リンク 編集


Smallwikipedialogo.png このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はガミラス帝国にあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。